苦戦する従来型ソフトとサードパーティー
一方でTouch!Generations以外のソフトは、マリオパーティ8や大乱闘スマッシュブラザーズXのようなファミリー向け対戦型ソフトを除けば、これといったヒット作品がない状態が続いている。サードパーティーソフトに至っては、苦戦が改善されるどころか売り上げがさらに低下し、結局はN64やゲームキューブと変わらず、任天堂の自社ソフトが売り上げのほとんどを占める状況となっている。
このため、PS2やPS3、Xbox 360と重複販売されたタイトルは、PS2以外は普及台数で大きくリードしているにもかかわらず、Wii版が他機種版の売り上げを上回った例がほとんど無い。実際バンダイナムコゲームスは、2007年の年末商戦で最も(ソフトの売上が)厳しかったハードとしてWiiを挙げている。
この傾向は、Wiiのユーザーの約5割が新規ユーザーや回帰ユーザーとなっているため、従来的ゲーマーが少ないことも原因であるといえる。実際、2007年10月に行われた「任天堂カンファレンス2007年秋」で発表されたWiiユーザーの人口は、年齢・性別を問わず、幅広く普及している一方で、従来的ゲーマーの主流である10代後半から20代前半が相対的に低いものであった。そのためWiiソフトの売り上げはTouch! Generationsやファミリー向けのゲームが好調な一方で、従来の人気シリーズは任天堂タイトルであっても低下傾向にあることが多いといえる。
Wiiの最大の懸念材料であるこれらの問題に対して、任天堂はテクモと『零~月蝕の仮面~?』を共同開発(販売は任天堂)するなど対策に乗り出しつつある。また、岩田社長はサードパーティーへの支援を拡充する方針を示している。
